女性が膝を痛めやすい原因とは?
女性が膝を痛めやすい原因と予防方法と治療
膝の痛みでもっとも多いのが50代で、次いで40代に多く見られます。
その痛みの多くは変形性膝関節症によるものが多く、年齢とともに膝のクッション(半月板)が擦り減り
骨と骨が摩擦を起こすようになって変形が生じます。
(女性が痛めやすい理由)
・Q角:上前腸骨棘から膝蓋骨中央を結んだ線と脛骨粗面上縁から膝蓋骨中央を結んだ線のなす角度
Q角の正常範囲として背臥位+膝完全伸展+四頭筋収縮の状態で男性は10度、女性は15度になります。
肢位によって角度は変わってきます。
Q角は四頭筋が膝蓋骨を外側に牽引する角度になることから、増大すると外反膝傾向になり、減少すると
内反膝傾向になります。
Q角増大では膝蓋骨を外側にひく力が強くなり、膝蓋骨脱臼を引き起こします。
原因として、内側広筋の弱化、内側膝蓋支帯の損傷、内側側副靭帯の損傷及び伸張、外側広筋・筋膜張筋の過緊張があります。
男性では15度、女性では20度を超えたQ角は膝伸展力を低下させ、膝の障害につながりやすいと指摘されているが、15度を超える場合には膝蓋大腿関節痛、軟骨軟化症、膝蓋骨脱臼に影響します。
男性に比べて女性のほうがQ角は大きい傾向にありこれは、女性の骨盤の形状が、男性の骨盤に比べて横長になっていて、女性は妊娠や出産に適応しなければならないので骨盤が広くて浅い形をしていると言われています。骨盤が横長になれば、上前腸骨棘も外側に移動するので、Q角は増大する。そのため女性のほうが膝を痛めやすくなっています。
閉経後はエストロゲンの減少により、男性に比べて脛骨で4倍、膝蓋骨で3倍のスピードで軟骨が摩耗します。
(予防方法)
内側広筋(VMO)が弱くなることにより、Q角が増大することから、内側広筋を強くすることと、過度に緊張した外側広筋・大腿筋膜張筋のストレッチを行う。
トレーニングとしては、パテラセッティング(膝の裏にまくらやクッションを置いて膝を伸展していき押しつぶす運動)を行う。
(治療方法)
痛みが出ている時にやるべき治療としては、大きな変形がない場合においては、周囲の筋緊張を取ることが必要になってくる。外側広筋、大腿筋膜張筋の緊張緩和と、鵞足を構成する縫工筋、薄筋、半腱様筋の緊張緩和、内側広筋、中殿筋の緊張緩和を手技療法、鍼灸治療などを併用して行う。
軟骨には神経は通ってなく、摩耗が骨まで届いていない場合には痛みを出す原因としては、周りの軟部組織によるものであるため、関節包や靭帯、筋肉の柔軟性を出すことにより、疼痛緩和ができる。
そのほか温熱療法、膝蓋骨モビリゼーション、膝窩筋を緩めることでも疼痛緩和ができます。
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(2020年3月23日)