せんねん灸、もぐさ
東洋医学的な更年期障害におけるケア
こんにちは、まちの整体整骨院です。
今回は、更年期障害の症状を東洋医学的に解説していきます。
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東洋医学では更年期障害は『腎の衰え+肝のストレス』が主因?
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三陰交や太渓など自宅でできるお灸や指圧のポイント5選
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黒豆&クコの実スープで内側から養生
今回は、これらの内容について説明していきます。
もし、寝汗やほてり、頭痛、肩こりといった症状にお困りの方はぜひ最後までお読み下さい。
1.なぜ更年期は『腎』と『肝』が要になるのか?
東洋医学の臓 | 主な役割 | 更年期との関係 |
腎 | 生命エネルギー(腎精)を蓄え、成長・生殖・老化を司る | 加齢とともに腎精が枯渇→腎虚(腎機能が衰える)→ほてり・発熱・骨粗しょう症 |
肝 | 気血を巡らせて情緒をコントロールする | ホルモンが変動し、ストレスで肝鬱の状態なる→イライラ・睡眠障害・肩こり |
更年期障害の根っこは腎虚、そこに肝鬱が絡んでくる
2.タイプ別のセルフチェック
質問 | A が多い人 | B が多い人 |
寝汗をかく / ほてり | ✔︎ | |
むくみやすい | ✔︎ | |
イライラ・怒りっぽい | ✔︎ | |
頭痛・肩こり | ✔︎ | |
爪が割れやすい | ✔︎ |
- A が3つ以上 → 腎陰虚メイン
- B が3つ以上 → 肝鬱血オスタイプ
(混在する場合は併用ケアが◎)
3. セルフツボ 5選(1日おきが目安)
No | ツボ(経絡) | 場所の目安 | 期待できる作用 |
1 | 三陰交〈SP6〉 | 内くるぶし中心から指4本分上 | 血流促進・ホットフラッシュ緩和 |
2 | 太谿〈KD3〉 | 内くるぶしとアキレス腱の間の凹み | 腎精補充・骨粗しょう症予防 |
3 | 太衝〈LR3〉 | 足の甲、親指と人差し指の骨の合流点 | 肝気を巡らせイライラを鎮める |
4 | 関元〈CV4〉 | おへそから指3本分下 | 気血補充・冷えと頻尿対策 |
5 | 肩井〈GB21〉 | 首根元と肩先の中間 | 肩こり・自律神経バランス調整 |
やり方:
皮膚をアルコール綿で軽く消毒
せんねん灸など台座付き艾で1〜2壮/ツボ
じんわり温かさを感じたら終了
※ 妊娠中・高血圧・糖尿病治療中の方は医師に相談を。※指圧の場合は5秒間ほど痛みの出ない強さで優しく押してあげてください
4. 黒豆×クコの実×山薬の“腎・肝”滋養スープ
材料(2人分)
- 黒豆(乾)……大さじ3
- クコの実……大さじ1
- 山薬(長芋で代用可)……100 g
- 鶏ガラスープ……400 mL
- 生姜スライス……2枚
- 塩……適量
作り方
- 黒豆は一晩浸水し、圧力鍋で15分。
- スープ用鍋に①・鶏ガラスープ・生姜を入れ10分煮る。
- 角切りした山薬とクコの実を加え3分。
- 塩で味を整え完成。
栄養MEMO
- 黒豆:腎を補い骨粗しょう症予防のミネラル豊富。
- クコの実:肝腎の陰を潤し抗酸化作用。
- 山薬:脾腎を補い消化吸収を助け、疲労感をケア
更年期障害だと思ってどうしようもないと思っている方も多いと思います。
でも実際は肝や腎といった身体のバランスが崩れて症状が出ている可能性があります。
肝や腎のバランスを整えることで症状の緩和が出来ますので、ぜひツボでのセルフケアや食事をお試しください。
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まちの整体整骨院
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(2025年6月3日)
困ったときに使える便利なツボ②
こんにちは、まちの整体整骨院です。
2月に入りましたが、まだまだこれからも寒い日が続いていくと思います。
寒い日は体が温めようとエネルギー使うことで、皆様の想像以上に体が疲労しやすいです。
体が疲労すると痛みとして体が疲労していることを教えてくれます。
そんな体の疲れの中でも今回は腰の痛み、ぎっくり腰等の症状に注目してそれらの症状にとても良いツボを紹介させていただきます。
今回、紹介させて頂くツボは『腎兪』というツボです。
『腎兪』は横の写真にあるように腰にあるツボであり詳しい場所はウエストのくびれの高さで背骨から指1本半ほど離れた場所にあります。
【触り方】
- おへその高さで腰に手をおきます。
- 丁度親指に当たる位置に『腎兪』があります。
- 強すぎず、程よい強さで5秒間押して行ってください。
【効果】
腎兪は腰痛の緩和に定番なツボであるため、普段から腰痛に悩まれている方やはとてもおすすめです。更に腰の血液のめぐりをよくし、腰背部の筋肉を緩めることによって背骨を整えて、姿勢を整える効果もあります。
また『腎兪』の名前の通り東洋医学的には、腎臓機能を調節してくれるツボでもあります。そのため下肢が重い、疲れが取れない、おなかに力が入らない、トイレが近いと言った症状にも非常に効果的でもあります。
また、温めてもとてもいいです。写真のようにお灸で深部まで温めるのがベストですが、お灸が無くてもカイロで『腎兪』を温めてみてください。
腰痛はもちろんですし、ぎっくり腰の予防や冷え性の対策にもとてもいいので是非『腎兪』を温めてみてください。
今の時期痛みが出る前の予防も大事ですので、痛みが出ている方もそうでない方も遠慮なく下記のリンクよりお問い合わせください。
Instagramでも様々な情報を発信しております。
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(2025年2月4日)
コロナで大変な時期だからこそお灸で免疫力UP
こんにちは、まちの整体整骨院です。
再び流行しているコロナ。
いつ自分たちにその脅威が降りかかってきてもおかしくありません。
免疫力が落ちていればその分罹患するリスクも高くなってくるのではないでしょうか?
そこで今日は免疫力を高めるためにいいお灸の話をしていきたいと思います。
まずは、お灸とはどういったものか。
お灸とは、実はヨモギの葉っぱから作られています。この葉っぱの裏にある綿毛のような繊毛を集めて作った物を【もぐさ】といい、これを身体全身に分布している経穴(ツボ)に乗せ、火を付け燃やし、その温熱作用や成分で血液やりんぱの流れを良くしていき、症状を緩和していく方法です!!
もぐさと身体の間にビワの葉を置いたり、箱の中にもぐさを入れ燃やし、輻射熱で暖めたり色々な形があります。
このヨモギの繊毛にはシネオールという成分が含まれていて、燃やした時にお灸独特なリラックスした香りと共に鎮痛作用がある成分が身体に吸収され、痛みを緩和していきます。
昔は透熱灸といい、皮膚に直接お灸を置いて燃やし、水ぶくれや化膿をわざとさせて、免疫力を高めたとされています。よくお寺などでしてもらったことがあるという話も患者様から聞きますね。
悪いことをしたらやいとを据えられたって話もよく聞きます。
実際僕も昔お尻にやいとを父親にすえられました。あの時はめちゃくちゃ熱かったですよ・・・・・
直接燃えたものを皮膚に置いて水ぶくれや化膿をさせる訳ですから、そりゃあお灸の跡が身体に残ってしまいますよね。
しかし現在はそういったお灸も行うことはあるのですが、知熱灸といった跡が残らないお灸が主流で、当院もこのお灸を使用しています。
お灸と皮膚の間に台紙を引いたり、隙間を開けて燃やされたお灸が直接肌に当たらない様になっているのでお灸の跡が残りませんし、熱いというよりは温かいといった感じです。
お灸は、免疫力アップにも一役買います。
お灸の熱で体に温熱刺激を与えることで、筋肉や血管、リンパが刺激されます。
これにより、細胞が活性化され、免疫力がアップします。そこに経絡と呼ばれるツボを利用して刺激することでより一層効果が期待できます。
このほか、リンパの流れを改善しむくみの解消を行ったり、温熱効果によって血管が収縮・拡張し局所の充血や貧血を調整し炎症を和らげて痛みを抑える作用もあります。
こんな時期だからこそ、免疫力を高めてコロナに負けない体づくりをしてはいかがでしょうか?
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「どのような痛みも根本から改善!」
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周りの同世代より健康なカラダへ
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(2020年11月9日)