足首の構造と内返捻挫

今日はスポーツの現場や日常生活においてよく耳にすることのある足首の捻挫についてお話していきます。

まずは足首の構造についてです。

1:距腿関節【きょたいかんせつ】

足首を一般的には足関節といい、腓骨、脛骨、距骨と呼ばれる3つの骨から構成されます。解剖学ではこの関節を距腿関節と呼びます。
この関節は、腓骨と脛骨が合わさって関節窩と呼ばれる窪みを形成し、距骨にある距骨滑車と呼ばれる関節頭と合わさって構成されます。

形状からこの関節はつま先を下に下げる底屈とつま先を上げる背屈動作が主な運動であり、内返しや外返しといった動作はほとんどできません。しかし、距骨滑車の上面はやや陥凹していて、側方へローリングするように回転する外転・内転という動きが可能になっています。これが内返し、外返しに関与してきます。
骨の形状上わずかな動きになります。

2:距骨下関節【きょこつかかんせつ】

距腿関節の下には、距骨と踵骨の間で構成される距骨下関節があります。
この関節は、前距踵関節、中距踵関節、後距踵関節の3つに分かれて構成されています。
これらはかみ合わせが浅く、比較的自由度のある運動が可能です。
2. 距骨下関節(きょこつかかんせつ)
距腿関節の直下には、距骨と踵骨(しょうこつ)の間で関節する距骨下関節があります。距骨下関節は、距骨の下面と踵骨の上面で関節しています。またその関節面は、前距踵関節(ぜんきょしょうかんせつ)、中距踵関節(ちゅうきょしょうかんせつ)、後距踵関節(こうきょしょうかんせつ)の3つに分かれて構成されています。
この様に一見複雑な関節を構成していますが、それぞれの関節のかみ合わせは浅くできており、比較的自由度のある運動が可能となっています。

実は、内返しや外返しといった動きは、この距腿関節と距骨下関節の共同運動によって成り立っています。

3:内返し捻挫

捻挫とは、【関節が大きく捻じられた際に、靭帯や軟部組織、その周囲の組織の損傷。関節の安定は保たれている状態】をいいます。
その中でよく起こる内返し捻挫ですが、そこで損傷される靭帯についてお話していきます。

よく痛める靭帯として挙げられるのが前距腓靭帯です。そこからもっとひどく内返しが起こると、二分靭帯、外側足根中足靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯の順に痛めていきます。
これらが損傷されることにより出血、腫れ、熱感、発赤、疼痛が起こってきます。
ひどい場合には剥離骨折などを起こしたりもします。
捻挫だから湿布はっとけば大丈夫と思っているとあとあと大変になることもありますので、もしそうなった場合には一度専門の先生に診てもらうとこをお勧めします。

—————————————————
「どのような痛みも根本から改善!」
—————————————————
\ バランス整え元気な毎日! /

周りの同世代より健康なカラダへ
【まちの整体整骨院】
【住所】
市須磨区中落合3丁目1-440-103
神戸市営地下鉄名谷駅徒歩3分 *ルッカビル裏公団の1階にあります!!
【電話番号】
078-792-8444
【診療時間】
平日・日曜:午前9:00~12:00 午後14:00~19:00
土曜:9:00~14:00
木曜定休日
*木曜日以外の祝日も通常通り診療しています。

(2020年2月23日)

予約問い合わせLINE姿勢分析無料